blog

BITE VOL.18 yamaki02

カテゴリ:

2012-6-20(Wed)

100426_01.jpg
何かと何かの間にあるものを
探るビジュアルブック「BITE」が
只今構想段階。
 
 
 
120621_01.jpg
  
  
  
120621_09.jpg
  

  
   

120621_11.jpg
  
  
   
120621_04.jpg
  
  
  
120621_10.jpg
  
  
  
120621_05.jpg
 
 
 
120621_07.jpg
 
 
 
120621_08.jpg
 
 
 
 
BITEでは、ビジュアル提供者を募集しております。

興味がある方はお問い合わせより、メールで一度ご連絡ください。



WHO取材記 大垣美穂子 VOL.04

カテゴリ:

WHO取材記 大垣美穂子 VOL.04

次号のWHOで特集するのは、大垣美穂子さん。

MORI YU Galleryで行われている美穂子さんの
個展ミルキーウェイ〜ドローイング〜を見にいった。

ミルキーウェイシリーズの立体作品と同様に、
集積し、結晶化された時間を目の前に見せてくれるドローイングの数々。

120620_01.jpg

120620_02.jpg

集積された時間が一斉に輝きだす印象を受ける立体作品と異なり、
ドローイングは、集積された時間が
じわじわと広がって行くという印象を受ける。

120620_03.jpg

どの点から始めて、どの点で終わったんだろう?
どうして、そこで終わったんだろう?
なんて所が気になったりする。

そこには、時間的順序が存在している。
木の年輪や、積もってゆく雪のように
内から外へ、下から上へ。
古いもと新しいものとが混在し、
時間の層が存在していることに気づく。

120620_04.jpg

無意識においては時間が存在しないことをフロイドは発見した。
無意識にはいっさい、矛盾がなく、抑圧がなく、
すべては可能であり、空間の障壁も存在しないという。

われわれが生まれてから何年かの幼児期の記憶を欠いているのは、
脳組織が生理学的に未成熟で、記憶機能がまた充分発達していなかったためではなく、
それが抑圧を知らなかった時期だからであると思う。
裸でいることを恥ずかしがりはじめたとき、
すなわち抑圧を知ったとき、
個人の過去が記憶されはじめたのである。
またエデン園を追われて人類の歴史がはじまったのである。
※岸田秀「ものぐさ精神分析」より

人間の行為には、必ず始まりと終わりがある。
時間というものから解放されることはないのだろう。
だからこそ、エデンの園に憧れるように、
永遠の無意識に憧れ、惹き付けられるのだろう。

美穂子さんのドローイングにも、
無意識というものに対する憧れを感じる。
でも、そこには無意識を意識する意識だったり、
あえて意識してみたり、
手が痛くなってきたりと
様々な意識が働いている。

120620_05.jpg

壁に描かれた星の運行図は、
美穂子さんを学生時代から惹き付けている
いわば、彼女のベースとなっている模様。
過去の作品にもたびたび出てきていて、
これが出てくると作品がまとまるという。

120620_06.jpg

人間の意識を越えた所に存在していながらも、
あたかも誰かの意識が働いているかのような、
きれいな円を星は描く。
美穂子さんのドローイング同様、
意識と無意識の間を行き来しながら作られた
時間の層を見ているようだ。

今彼女が興味を持っているのは即身仏。
瞑想状態のまま絶命するという
決して、想像も、共有もすることができない時間が、
どう作品化されるのか、楽しみです。



         

blog.jpg
editor profile

杉原洲志 Shuji Sugihara
1976年生神奈川生まれ。
WHO編集長/アートディレクター

2012年 6月
S M T W T F S
« 3月   9月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
mail magazine

WHOメルマガ購読申込はこちらから
メルマガバックナンバーはこちらから
Info more...