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アトリエにお邪魔しました VOL.01

2010-4-25(Sun)

6月に個展を控える海老原靖さんの
アトリエにお邪魔しました。

海老原さんにとって久しぶりの立体作品の制作中。

そんな海老原さんに、超強力助っ人が。
ドイツからつい最近帰国された
大学の先輩だった佐藤さん
立体作品を制作している美穂子さんの美術作家夫婦です。

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この日は、立体の回りを石膏で固めていきました。
すっかり覆われ、もはや別の物体に。

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この状態で数日乾かして、石膏をはがして型が完成するそうです。
そこから、完成した石膏の型にFRPを流しこんでいくそう。
完成はまだまだ先らしいです。

普段一人で制作している海老原さん。
複数での作業も、なかなか楽しかったとのこと。
アップテンポの洋楽から懐かしの歌謡曲まで
色々な曲をBGMにしゃべりながら、集中しながら、
着々と作業は進んで行きました。
今日作業が一段落するので、
みなでカラオケに行く予定らしいです。

徳永英明さんのVocalistも海老原さんにとって作業中のBGMのひとつ。
Vocalistと言えば、未来予想図供△覆瓦蠕磴箸い辰震抄覆
徳永さんがカバーするという
460万枚以上売れている大ヒットシリーズ。
珠玉のバラードをあの歌声で歌われると
そりゃあいいもんです。

100425_06.jpg

曲自体も、徳永さんのあの声も魅力的だけど、
ボクが感じる魅力は、女性の曲を男性が歌っているという所。

恋する女心。
揺れ動く女心。
失恋した女心。
昔の男を懐かしむ女心。
女の恋物語を男が歌う。

そこには、距離感が生まれる。
オリジナルの曲にはない、距離感。
ひとつ何か異物がはさまっている感じ。
もちろん異物って言っても嫌ものではなくって。
物語の進行を静かに見守るナレーターのよう。
そんな距離感が新鮮で魅力的なんです。

「油絵と違って粘土は、リアクションがすぐ返ってきておもしろい。
良くも悪くもすぐ変化していく」と話す海老原さん。

確かに、直に粘土を触って作り上げる立体は
距離感が近いように見える。
でも海老原さんの場合は、
絵具やブラシを自由自在に操り作り上げる油絵と
比べるとどうしても、作品との距離感は遠のいている。
そこには、異物が入っている。

作品と作家との距離は近ければいいもんではないらしい。
マチスは、長さ3mもある筆を使って絵を描いていたらしい。
パレットはどこに置けばいいの?なんて考えしまう。

作家と作品の間に異物が入り、できあがる形。
どこか、距離感が不思議な形。
海老原さんが作る立体の魅力はそんな距離感なのかもしれない。

新しい立体が発表される
6月の個展がとっても楽しみです。

その後も立体は精力的に作っていきたいそうです。
青年の肖像シリーズ「プリティーボーイズ」の
立体バージョンも構想中らしいです。

100425_09.jpg

ある意味セルフカバーともなるような、
こちらも楽しみです。


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杉原洲志 Shuji Sugihara
1976年生神奈川生まれ。
WHO編集長/アートディレクター

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