BITE VOL.03 cosplay
2010-5-7(Fri)
ゲイの存在を様々な角度から
探るビジュアルブック「BITE」が
只今構想段階。
ヒーローは、コスチュームを持っている。
チームの一体感を盛り上げる色違いのおそろいだったり、
敵の攻撃から身を守るため固い固い素材で作られたものだったり。
加えて、コスチュームは
ヒーローの素性を隠す、変装要素を持つ場合も多い。
スパイダーマンのコスチュームは全身タイツ。
そう簡単にはバレることはない。
激闘の末マスクがぼろぼろになって、
素顔があらわになってしまったシーンもあったけど。
めったにない。
時には、マスクをめくりあげ。
スーパーマンの場合は
ヒーロー時のビジュアルに重きを置いてなのか
普段メガネをかけ、ヒーロー時に素顔という
意表をつく逆パターン。
しかも髪の分け目を逆にしていたのですね。
時間結構かかりそうです。
逆に素性がばれても関係ないX-menは
チームコスチュームもあるけど、基本結構自由。
私服で登校OKな
自由な校風を持つ私立高校生を思わせます。
レザーパンツをはいてみたり、ジーンズはいたり。
バットマンのコスチュームは、
コウモリをモチーフにしたもの。
ちなみに隣にいるのはパートナーのロビン。
常に行動に共にしてお互い助け合う二人は、
理想的なカップルとしてゲイの間でも人気が高い。
バットマンのコスチュームも
もちろん素性を隠す変装も兼ねている。
マスクの下が街の大富豪ブルース・ウェインだということは
絶対にばれてはいけない。
だから
「変装パーティーかい?」
「いかしたカッコだね(皮肉たっぷりに)」
「いい大人がそんな格好を」
「とんがり耳のこうもり男」
と言われても絶対にマスクをとらないし、
美女にねぇマスクをとってよとせがまれてもとらないし、
悪党にはがされそうになっても間一髪助かる。
が、バットマン自らマスクをとるシーンがある。
復讐に燃えるキャットウーマンに対して
一緒に帰ろうと説得するために自らマスクをとる。
一番知られたくない自分の秘密を自らの手で。
すごくハッとしたのを覚えている。
マスクをとった、すこし間の抜けたバットマンの姿に感動も覚えた。
一番のお気に入りキャラ「ペンギン」も出ているのにも関わらず
バットマン映画シリーズで一番心に残っているシーンです。
coming out of the closet(クローゼットから出てくる)。
ゲイが自身のセクシャリティを他人に告白する
カミングアウトの語源となる言葉。
寝室というプライベートな空間のさらに奥にあるクローゼット。
扉を閉めてしまえば、狭く暗く閉ざされた孤独な空間。
そこから出てくるには、勇気が必要。
でもその行動には、大きな解放感が約束され
時として人に感動を与える力さえ持っている。
自分で決めた理由で、
自分の好きなタイミングで、
自らクローゼットから出てくればいい。
もちろんお気に入りのコスチュームを着て。
BITEでは、ビジュアル提供者を募集しております。
興味がある方はお問い合わせより、メールで一度ご連絡ください。
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