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海老原靖 play

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2010-7-6(Tue)

海老原靖
play
2010.0702-0717
wada fine arts

海老原さんの個展play。

100706_01.jpg

今まで見てきた
NoiseシリーズやLustシリーズといった油絵とは、
ひと味違う今回の展示。

本人曰く
「恥ずかしい事をやってみる
ということを今回の展示の目的のひとつとしている」

入ると一番先に目に入るのが、この油絵。
ブリーフ姿の男が放つ色。

100706_02.jpg

そして、その反対側では、
ブリーフ1枚の海老原さんが
ちょっとだぼついた肉体をさらけだし
ノリノリに踊ってました。

100706_03.jpg

「ブリーフは恥ずかしさの象徴」とも言っていた。

そう、まさしく今回のテーマはブリーフだと思った。

誰もが小さい頃は着ていた白いブリーフ。
小学生時、体操着に着替え中に見えた
男子の下着は、白ブリーフ率100%だった。
そして、思春期を迎え、
初体験をすました人がちらほら出て来るように、
チェック柄のトランクスやら、
色付きのブリーフやら、
色気づいてくる。

そして、ほぼ全員の下着が
花が咲いたように色づくなか、
残った最後の白ブリーフは、
真っ白な輝きを放つ。

まだ、親にパンツを買ってもらっているチェリーボーイ。
白ブリーフには、そんな恥ずかしいイメージもあるけど、
そこには、まだ見ぬ未来への可能性も感じる。

そして、そんなブリーフ1枚で
はっちゃけているダンシング海老原さんと
パワーみなぎる青年の間でひっそりと
たたずんていたのが、この立体。

100706_04.jpg

まだ白ブリーフの
恥ずかしさだけしか知らず、
輝きを知らないかのように、
ひっそりと佇んでいる。

ズボンは脱いだところなのか、
これからはくのところなのか、
そこに、自分の意思が働いているのか。
メッセージ性のあるT-シャツも
そのメッセージを込めて着ているのか、
ただ着ているのか。
ぼんやりとした色使いとともに、
ただ、遠くを見つめている、色々ぼやけた存在。

「恥ずかしいこと」と「新しい可能性」そんな
ふたつの事柄が白ブリーフのように
共存している展示だと思いました。
これから、この立体の青年が、そして海老原さんが
どういうパワーを放出していくのか楽しみです。


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杉原洲志 Shuji Sugihara
1976年生神奈川生まれ。
WHO編集長/アートディレクター

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