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WHO取材記 黒沼真由美 VOL.06

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2011-1-13(Thu)

次号のWHOで特集するのは、くろちゃんこと黒沼真由美さん。

対談パート2は、
くろちゃんとは10年近くの付き合いのある
藤田先生との対談。
専門は、寄生虫学、熱帯医学の医学博士。
寄生虫とアレルギーの関連の研究、
人畜共通感染症の研究、
感染症と水の研究等をされています。

都内にある藤田先生の事務所にお邪魔しました。
棚にはサナダ虫やら、藤田先生著の本やら。

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「サナダ虫は3000匹の運命共同体。」

「昔から日本人は生き物に対してやさしかった。
一茶の俳句でも"やれ打つな、蠅が手をする、足をする"ってあるでしょう。」

「キレイと汚いということが、言葉遊びになってしまっている。」

共生するとはどういうことなのか。
キレイとは、汚いとは、どういうことなのか?
興味深い対談が続きます。

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ひとつではないはずの、キレイ、汚い、といった概念が一つの方向に向かい
わずか20数年間で、70%以上あった回虫の感染率が0.2%以下になった。
皆が一斉に同じ方向を向いて動く日本の国民性は、時として恐ろしい。
そうした状況の中で、同じ方向に向かず研究を続ける藤田先生と
作品を作り続けている黒沼さん。
そこには大事なものがあるんだなぁと感じる2人の対談でした。

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あっという間の2時間が過ぎ
すっかり、サナダ虫のファンにもなってしまいました。
なぜワシントン条約で守れていないのか疑問に感じるほどです。
すっかり長居をした上に、
コラーゲンシロップ付きコーヒーゼリーまでごちそうになりました。
初めて食べたコラーゲンコーヒーゼリーはおもしろい味でした。

多分一昔前までは、
コーヒーとゼリーが出会った。なんて、
それだけで物珍しい食べ物だったのに、
コーヒーゼリーだけでは、もはや「異質の組み合わせ感」が出ず
そこに更にコラーゲンを付けるのです。
じゃあ、じゃあ、次これとこれは?って
色々組み合わせてみたくなるんですよねぇ。
気持ち分かります。

細胞等を観察、検証して、そこから事実を導いていく医学と
もっと主観的で、事実とは別のところにある美術。
今日は一種の異分野組み合わせ対談でした。
そこには、分野の代表として臨むある種の緊張感もあり、
話がどこにいくか分からないおもしろさもある。
なおかつ、同分野の人同士が共有している常識や感覚がないので、
具体的な話にもなりそう。

ハーモニー重視の対談もいいけど
マングース対ハブのような、
異種格闘技のような対談も
それはそれでおもしろそうだなぁ。なんて
コラーゲン入りコーヒーゼリーを食べながら思いました。
READY SET FIGHT!

でも待って。
マングース対ハブだと、
結果が分かりきったものになってしまう。

そこは、企画側が魅力的なテーマを持って
互いの魅力を存分に引き出すものにしなくては。

じゃあ、マングースは、好物の生卵を片手に持ったまんまで。

FIGHT!
カーン!


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杉原洲志 Shuji Sugihara
1976年生神奈川生まれ。
WHO編集長/アートディレクター

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