BITE VOL.14 in between
2011-6-16(Thu)
ゲイの存在を様々な角度から
探るビジュアルブック「BITE」が
只今構想段階。
久々にヒーローものを見た。
やっぱり一番の盛り上がり所は、今も昔も変身シーン。
で、やっぱり今も昔も
変身中は攻撃しないのがルール。
どんなに冷酷な怪獣も心得ている。
ふと考えてみる。
徐々に変身時間が長くなっていっても
怪獣は待ち続けるのだろうか。
最終的には、じゃあ明日の同じ時間、ここでな!みたいな感じで
一回解散することも考えられる。
そうなると、ヒーローの変身の途中の姿が気になる。
案外とんでもなくグロテスクな姿かもしれない。
数年前のグループ展「トランスフォーマー展」に出品した
WHOvol.05で特集した和田昌宏さんの作品は、
変身の間というコンセプトだった。
変身前と後のどちらにも属せない
悲劇というか滑稽さというか。
でもそこには、別の生き物が確実に存在していて
プライドみたいなものさえ感じた。
あっという間の出来事で見過ごしていたり、
社会の固定されたイメージや価値観に捕われたり、
なかなかその、どちらにも属さない存在には気付かない。
自分の中の不確実で、不安定な部分を排除しようとして、
安易にイエスかノーの答えを出してしまう。
それでも、見る側が慎重に探ってみると
2つのものの間には、
不安定で不確実で曖昧ではあるけれども、
変容していく可能性とアイデアに満ちた
グラデーションの世界が広がっている。
BITEは、何かと何かの間に広がる世界を探るということをコンセプトに
様々なジャンルのビジュアルで構成された
一冊の本を通じて新しい世界観を発信していきます。
BITEでは、ビジュアル提供者を募集しております。
興味がある方はお問い合わせより、メールで一度ご連絡ください。
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