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WHO取材記 江口悟 VOL.01

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2012-3-21(Wed)

今度のWHOで特集するのは、江口悟さん。

江口さんは、ニューヨーク在住。
久々に飛行機に乗りました。

空港という場所は楽しい。
近づくにつれて、だだっ広くなって行く感じとか、
持て余し気味の時間に飲むビールとか。

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でもいざ、飛行機に乗るとなると、
楽しいことばかりではない。
ピーナツをほおばりながら映画を見て、
一見リビングでくつろいでいる風なのに、
揺れる度に、
上空数千メートルを猛スピードで
移動する巨大な塊の中にいるということを
否応無く意識させられる。
十数時間もの間、
二つの空間を何の前触れもなく、
行ったり来たりさせられるのだ。

でも到着さえすれば、また後は楽しい時間が続く。
緊張から解放され、
出口に向かう際に横目で見る
散らかったファーストクラスの座席も
オレらが国境を守ってるんだという誇りも感じられる
入国審査員との一方的に緊張するやりとりも結構好き。

何はともあれ無事にニューヨークに到着。
翌日江口さんと彼の友人のオープニングにて合流。
そして最近お気に入りだという中華へ。

江口さんは食をすごく楽しんでいる人。
店員におすすめメニューを聞いて、
隣の人のテーブルに美味しそうな料理がのっかっていたら、
ためらいなく話かけてみる。
そして、食べ物ブログ用の写真撮影も忘れない。

そのブログより。
http://www.satorueguchi.com/food-blog/

これ食べました。
羊おいしかったです。

ブログに掲載されている店内写真がすごくおもしろい。
あまりに、ザ・居酒屋すぎて、不自然な印象さえ受ける。
全員劇団員かのような、完璧なたたずまい。

江口さんは、他にフォトブログもやっている。
http://www.satorueguchi.com/photo/
日常を切り取った一枚なのだけど、非日常が見え隠れしている。

こちらは、John Hindeの写真。
すべてが入念にセッティングされ
ザ・○○をつくり出している。
作り込めば作り込むほど、
違和感が出てきてすごく面白い。

120320_09.jpg

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じっくり見ていると、一人か二人と目線が合って、ドキっとする。
新聞を広げる旦那の隣に座る老婦人や、
シーソーにまたがる少年が
じっとこちらを見ている。
鑑賞物として安心して一方的に見ていたものが、
何か別のモノへと変化していく瞬間だ。

120320_12.jpg

江口さんがつくり出す非日常は、
日常の延長線上にあり、その間には、
ガッタンという大きな衝撃を引き起こす段差も境目も存在しない。
ただただ美しいグラデーションがある。
それも、緑から黄緑というような、すごく近いグラデーション。
非日常と日常が、こんなにも近い所で共存している。

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たまに本物が混じっている。
それは、見るものを更に混乱させ、
ゆらゆらと日常と非日常とを行ったり来たりさせる。

120320_18.jpg

次回は、ブルックリンにある自宅兼アトリエにお邪魔します。
よろしくお願いします。


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杉原洲志 Shuji Sugihara
1976年生神奈川生まれ。
WHO編集長/アートディレクター

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