Bite 創刊号 完成!
2012-9-5(Wed)
Biteは、ゲイの存在を様々な角度から
探っていくビジュアルブック。
どちらにも固定されない不安定さ、
曖昧さが持つ可能性を探って行きます。
創刊号はリンゴ特集。
キーフレーズになっている
“Now make a wish and take a bite”は、
ディズニーの白雪姫で、
老婆に化けた王妃が白雪姫に
毒リンゴをすすめる時に言った一言。
「素敵な王子様と幸せになれますように」と願いながら、
白雪姫はカプッと一口食べて気を失ってしまう。
物語が動き出し、可能性と浮遊感に溢れた一番好きなシーン。
それにしても、アダムとイブ同様、
たったのひとかじりで、
もう後戻りはできない境界線をまたがせてしまうリンゴはすごい。
本物のリンゴと偽物のリンゴ、
家の中と外をゆるやかに区切る網戸、
撮影セットの外と中、
自然と人工的な形状が共存する庭、
全裸と着衣。
そこには確実に境界線が存在する。
行き来自由な境界線もあれば、
グラデーションのように美しいものもある。
リンゴ片手に様々な境界線を探ってみた。
ちなみに、今回撮影にモデルとして協力してくれた男子は、
近所のバーで見つけた既婚者。
初回の撮影時には、パンツを脱ぐことをためらっていたが、
3回目の撮影では、おしりはもちろん、
手で前を隠してはいるものの全裸にも。
できることとできないことの境界線は、
とても曖昧で、不確定でした。
次号のBiteもどうぞお楽しみに。
9月1日〜30日まで
新宿二丁目のbar星男にて、
Bite創刊号の販売及び、写真を展示しております。
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